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月の電気代がいくら上がるか、結論から言う。
月1,000km走行で約2,500〜3,500円の増加が目安だ。
走行距離・充電方法・契約プランで金額は変わる。
この記事では距離別にシミュレーションで示す。
EV充電の電気代を計算する3つの基礎知識
計算には3つの数値が必要だ。
- EV車の電費(km/kWh)
- 家庭の電気料金単価(円/kWh)
- 月間走行距離(km)
電費の目安:主要EVモデル別
| モデル名 | 電費(目安) | バッテリー容量 |
|---|---|---|
| 日産リーフ(40kWh) | 6.0 km/kWh | 40 kWh |
| テスラ Model 3 RWD | 7.1 km/kWh | 60 kWh |
| 三菱アウトランダーPHEV | 4.5 km/kWh | 20 kWh |
| BYD ATTO3 | 6.5 km/kWh | 60.5 kWh |
| ヒョンデ IONIQ6 | 8.0 km/kWh | 77.4 kWh |
2026年時点の家庭用電気料金単価
東京電力エリアの標準的な単価は1kWhあたり31〜38円だ。
夜間割引プランを使えば1kWhあたり17〜24円まで下がる。
本記事のシミュレーションでは以下の2パターンを使う。
| プランタイプ | 単価(目安) | 条件 |
|---|---|---|
| 通常プラン | 35円/kWh | 従量電灯B・C相当 |
| 夜間割引プラン | 20円/kWh | スマートライフ系・夜間充電 |
走行距離別・月の電気代増加シミュレーション
電費を6.0 km/kWh(リーフ相当)で計算する。
月間走行距離ごとに必要な充電量と電気代を示す。
計算式(確認用)
月間電気代増加額 = 必要充電量(kWh)× 電気料金単価(円/kWh)
シミュレーション表(電費6.0 km/kWh)
| 月間走行距離 | 必要充電量 | 通常35円/kWh | 夜間20円/kWh |
|---|---|---|---|
| 500km | 約83 kWh | 約2,910円 | 約1,660円 |
| 800km | 約133 kWh | 約4,660円 | 約2,660円 |
| 1,000km | 約167 kWh | 約5,840円 | 約3,340円 |
| 1,500km | 約250 kWh | 約8,750円 | 約5,000円 |
| 2,000km | 約333 kWh | 約11,660円 | 約6,660円 |
※充電ロス(約10〜15%)を加味していない数値。実際はやや高くなる。
充電ロスを加味した現実的な電気代
充電器の変換効率は一般的に85〜90%だ。
つまり実際の使用量より10〜15%多く電気が必要になる。
月1,000km・夜間プランの場合は以下の通りだ。
これが月1,000km走行時の現実的な増加額だ。
ガソリン代との比較|EVはどのくらい安いか
📖 参考書・テキスト
月1,000km走行を燃費15km/Lのガソリン車と比較する。
2026年時点のレギュラー平均価格は約175円/Lだ。
| 項目 | ガソリン車 | EV(通常プラン) | EV(夜間プラン) |
|---|---|---|---|
| 月間燃料費 | 約11,667円 | 約6,541円 | 約3,741円 |
| ガソリン比較削減額 | − | ▲5,126円 | ▲7,926円 |
| 年間削減額 | − | ▲61,512円 | ▲95,112円 |
夜間割引プランへ切り替えるだけで、年間9.5万円の削減になる。
充電器の設置費用を考えても、3〜5年で元が取れる計算だ。
月の電気代を安くする3つの方法
方法1:夜間割引プランに切り替える
これが最も効果的な方法だ。
東京電力の「スマートライフプラン」は夜間(23時〜翌7時)が約21円/kWhになる。
関西電力「はぴeタイムR」は夜間約19円/kWhだ。
昼間の単価は上がるが、EVを夜間のみ充電すれば十分元が取れる。
方法2:タイマー機能付きEV充電器を設置する
タイマー機能があれば深夜に自動充電できる。
パナソニックのEV充電器「ELSEEV」はスマホ連携でタイマー設定が可能だ。
本体価格は7万〜12万円程度だ。
工事費と合わせた総額は15万〜25万円が相場になる。
方法3:太陽光発電と組み合わせる
日中に太陽光で発電し、EVに充電するパターンだ。
V2H(Vehicle to Home)対応機器があれば自動で切り替わる。
自家消費率を高めると、実質の充電コストはほぼゼロ円に近づく。
初期費用は大きいが、長期コスト削減効果は最も高い。
自宅EV充電器の設置費用と補助金(2026年版)
充電器本体と工事費の目安を確認しておこう。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 充電器本体(普通充電) | 4万〜15万円 |
| 設置工事費 | 5万〜15万円 |
| 分電盤改修(必要な場合) | 3万〜8万円 |
| 合計(目安) | 15万〜35万円 |
2026年の補助金制度
CEV補助金(経済産業省)では、自宅充電設備の設置に対し最大15万円の補助が受けられる。
加えて地方自治体の上乗せ補助がある場合も多い。
東京都なら都の補助と合わせて最大30万円超になるケースもある。
補助金を活用すれば実質負担を大幅に圧縮できる。
補助金申請の注意点
- 補助対象の充電器は登録リストから選ぶ必要がある
- 工事業者が補助金対応業者である必要がある
- 先着順・予算上限に達し次第終了する
- 申請は充電器設置完了後に行う
よくある質問
Q. 充電器を設置しても基本料金は変わらないか?
充電器の設置だけで基本料金が上がることは通常ない。
ただし夜間プランへの切り替え時に契約アンペアを変更する場合は基本料金が変わることがある。
事前に電力会社へ確認するのが確実だ。
Q. コンセント充電(普通充電)と充電器ではコストは変わるか?
電気料金単価は同じなので、消費電力量が同じなら電気代は変わらない。
ただし100V・6A充電は出力が約0.6kWhと低い。
充電時間が長くなると、昼間の電気を使う可能性が増え割高になりやすい。
200V・16A以上の普通充電器を設置したほうがトータルで安い。
Q. PHEVとBEVで電気代の差はどのくらいあるか?
PHEVはEV走行距離が短い(50〜80km程度)ため、電気代増加額は小さい。
月500km走行でEV走行5割とすると増加額は約700〜1,000円程度だ。
BEVは全量を電気でまかなうため、月1,000kmで3,000〜6,000円増加になる。
まとめ:月の電気代増加額の目安
月1,000km走行:通常プラン約5,840円/夜間プラン約3,340円増
月1,500km走行:通常プラン約8,750円/夜間プラン約5,000円増
月2,000km走行:通常プラン約11,660円/夜間プラン約6,660円増
夜間プランへの切り替えで電気代を約4割削減できる。
補助金を使えば設置費用の自己負担は大幅に下がる。
まず見積もりと補助金申請を同時進行で進めるのがベストだ。